改正空き家法!

query_builder 2024/02/05
相続戸建て伊豆_不動産売却
画像2683
画像2683

令和5年12月13日に改正空家対策特措法が施行され

1ヶ月が経ちました


相続財産の処分や未利用不動産の生前換金化などの

ご相談ご依頼は相変わらず多いのですが

『空家法の対策』に主観を置いたご相談は

未だ多くはございません


まあ…

空き家を処分したいという目的ならば

空家法対策に主観を置かずとも

同様なご相談であることには変わりませんが…


改めて!

日本でこれほど空き家が多くなってしまったのは

人口減少や都市部への人口集中による地方の過疎化…

さまざまな要因がある訳ですが


故郷の実家が空き家になっても

住宅さえ建っていれば固定資産税等の減額措置が

受けられたから!


これが大きな要因ですね


どんなに古くても危険でも…

住宅が建ってさえすれば税金がお安くなってた訳です


そりゃ空き家も増えますよ…


平成27年に

『そのまま放置すれば倒壊等の危険性が高く

近隣に悪影響を及ぼす空き家』を特定空家に指定して

行政指導や勧告…税の軽減措置解除ができるようにした


今回の改正空家法では

特定空家になり得る1つ手前に管理不全空家という

カテゴリーを新設したところがポイント!


『管理が不十分でそのままにすると

特定空家になる恐れがある空家』

管理不全空家に指定して特定空家同様に

行政指導や勧告…税の軽減措置解除ができるようにした


行政対応に幅を持たせ予防的措置を講じられるように

なったということですね


『固定資産税が6倍になる』


インパクトあるワードです

1/6の軽減措置が解除されるから6倍と言われていますが


その固定資産税及び都市計画税は

固定資産税評価額を元に算出されます


よって都市部と地方では同じ6倍になったとしても

ご負担額には差が生じます


ご当地伊豆では固定資産税評価額が比較的低いため

驚愕するほどの税負担ではないかもしれません


だがしかし!

少しでも節税をして余計な税金は払いたくないもの!


ある程度の管理をして…

管理不全空家や特定空家の指定や勧告を

受けないようにしたいですよね


将来の換金化を視野に入れておくためには

将来の買主様に選んで頂ける程度の管理は

行わざるを得なくなった…


余計な税金は払いたくないが

余計な管理費用も払いたくない…


両面のお気持ちも理解できますが

これだけ空き家があふれかえっている状態では

今回の改正空家法は必要に迫られた法改正だと考えます


先日も伊東市池という里山原風景が残る集落にある

古屋の売却相談に行って参りました


畑もある庭もある500坪の敷地に

大家族がお住まいだったであろう55坪の木造住宅…

母屋の他にも農作業用の納屋が3棟…


主がいなくなった邸宅はシンと静かにホコリをかぶり

ご先祖様のご遺影が傾いておりました…


かつてはご家族の笑い声が聞こえたであろう居間も

荒れてはてておりました


隣地の竹やぶが間近に迫ってきて

家が森に吸収されていく…そんな雰囲気を感じました


時の流れ…ご家族の巣立ち…お仕事上のご都合…

のっぴきならぬ事情があってのことだとは思いますが


毎度のこととはいえ

こういったご依頼は今後も増えていくのだろうと

少々切ない気持ちになります


せめて不動産業を通じて

新たにこの家に息吹を吹き込んで頂ける買主様と出会い

需要と供給のマッチングを実現していきたいと思います


次回は固定資産税が6倍になるタイミングについて

続編でご紹介したいと思います


公式ホームページでもブログ更新しております


不動産ガレージ公式HP






----------------------------------------------------------------------

合同会社不動産ガレージ

住所:静岡県伊東市湯川452-140

電話番号:0557-55-7492

----------------------------------------------------------------------