遊びをせんとやうまれけん…梁塵秘抄 | 伊東市で不動産売却なら合同会社不動産ガレージ | ブログ

夏の終わり…

ある宴の席で生き様のようなお話しになり

中学校時代からの友より

『自由奔放に生きている』

そのようなお言葉を頂くことがありました

同級生ともなれば

未成熟な時も共有し

良くも悪しくも同じ時間を過ごして参りましたので

総じてそのような評価になるのも然り…

平安時代末期…

日本一の大天狗と評された後白河法皇によって

編まれた梁塵秘抄（りょうじんひしょう）中の歌…

遊びをせんとや生まれけむ

戯れせんとや生まれけん

遊ぶ子供の声聞けば

我が身さえこそ揺るがるれ

2012年の大河ドラマ…平清盛では

この歌にメロディーをつけて

メインテーマ曲にしていました

人は遊びをしようと生まれてきた

戯れにただ興じようと生まれてきた

遊ぶ子どもの声を聞くと

大人の自分も声に合わせて体を揺すってしまうよ

今様（いまよう）…現代でいう大衆歌謡で

遊女が歌ったとかの諸説もあるようですが

戯れに生きた後白河法皇は好んでいたそうです

言葉の後ろに描かれていない反語ともいう世界を

感じ取れるから色褪せない普遍性があるとも…

【遊ぶために生まれてきたはずなのに

大人になるとあくせく働き…

人間関係に疲れ哀しみ不運を嘆き…】

【】内には人それぞれの思いが入るため

解釈も多様になされていったそうだが…

私がこの歌を自分の訓歌に思えたのは

同じ時期にある落語家が仰った…

時間を忘れて夢中で遊ぶこどもに

少しの社会性を加えれば一生食っていける

この言葉と梁塵秘抄の歌が相重なって

仕事とは食うためにやるのではなく

食うことを忘れるくらい夢中になれる…

それが己の仕事ならばこの上ない喜びだと

遊びと同じように仕事に打ち込めれば

選んだこの道を極められるのではないかと

ストンと腑に落ちた感覚があったのです

座右の銘とするには長過ぎますが

自分が良いと思うモノを追求できる

今の環境におきましては

今のところこの歌以上のモノには出会っておりません

不動産ガレージという社名も

食うことも時間も忘れ好きなことに没頭できる空間…

それがガレージだと考えてこそ命名した次第…

その社名に込めたモットーと

応援歌でもある梁塵秘抄の一歌で

ご期待に添える働きができるよう

夢中で取り組んでいます

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