地盤調査
久しぶりに地盤調査の現場を拝見する機会がありました
現在の宅建業法では
売主様が『地盤が悪い』理由で責任を負うことはありません
今!土地を購入しておうちを建てる方は…
建築請負業者さんにもよりますが
長期保証をメリットに掲げている
ハウスメーカーやビルダーでは
地盤調査を行い
必要であれば地盤改良工事や鋼管杭工事を
施工してから住宅を建てます
写真のような先端がドリル状の金属棒を
機械で地中に打ち込んでいく…
10mを超える深さまで計測できます
一般的に地上の建築物に影響があるとされる深度は
10mと言われていますから十分ですね…
矢じりのような金属棒を地面に挿入していき
その地盤の抵抗を数字に置き換えて
地盤の強弱を測っています
新築住宅より中古住宅を扱うことが多くなった今…
地盤の調査及び地盤を考慮した設計の重要性を
改めて感じます
古い建物でも水平を保っている状態であれば
いくらでも再生は可能です
しかし地盤が原因で傾いている建物は
ジャッキアップして基礎を増し打ちするしかありません
そのコストは数百万円単位となります
しかも根本的な解決ではない…
更地にしても価値を見いだせる立地条件など
それに代わる資産価値要件があれば
そのような状態で売買することはあります
しかし…お客様がその建物を使用する前提の場合は
よほどの特別な事由がない限り
取り扱うことをお断りいたします
どんなに現状を正確に重要事項説明書や契約書に
盛り込んだとしても…
ゴルフボールが一方向に転がってしまうような
欠陥住宅に準ずる建物は
購入しようとするお客様はもちろんですが
売却しようとするオーナー様にとっても
いつまでも責任から解放されないような気が致します
一度建物を建築してしまうと
その建築物を支持する地盤をどうこうするのは
基本的には不可能です
(できる方法はございますがコスト面で非現実的)
ご自宅ならば日々の生活の中で
気づけることも
相続資産や遠隔地の不動産をチェックするのは
なかなか難しいと思います
今後売却換金化…
或いはご自身でのご使用をお考えのオーナー様…
ご所有不動産の建物に足を運ぶ機会に
床の状態…
建具の建てつけや開閉の具合…
基礎にクラックがないか…
建物周りに沈下している部分がないか…
チェックなさってみてください
構造体の強度があればとれる対策もなくはないので…
公式ホームページでもブログ更新しております
合同会社不動産ガレージ
住所:静岡県伊東市湯川452-140
電話番号:0557-55-7492
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